日本脳炎について〜ジカウイルスから家族を守る

日本脳炎

ジカ熱

2016年1月~8月までの日本脳炎流行件数7件(アメリカ疾病予防管理センターより)

日本脳炎について

日本脳炎(Japanese encephalitis)は、コガタアカイエカ(以下、蚊)によって媒介されるフラビウイルス科の日本脳炎ウイルス(以下、日脳ウイルス)によって引き起こされる病気。 日脳ウイルスは、ブタの体内で増える。日脳ウイルスを保有する蚊に刺されたブタを他の蚊が刺すことによって、その蚊は日脳ウイルスを保有し次々に感染を広げることになる。(人から人への感染はない)日本においては家畜伝染病予防法における監視伝染病であるとともに感染症法における第四類感染症に認定されている。

日本では、1960年代には年間1000人程度の患者が発生していたが、1967年(昭和42年)から1976年(昭和51年)にかけて小児及び高齢者を含む成人に積極的にワクチン接種を行った結果、昭和41年の2.017人をピークに劇的に減少し2013年現在では9人であった。 厚生労働省は毎年、日本脳炎ウイルスの蔓延状況を調べる為、豚のウイルス抗体獲得状況を調査している。調査結果によれば、「ウィルスを持った蚊は毎年発生しており、引き続き国内でも感染の可能性がある」としている。

世界では、南アジア、東南アジアを中心に西太平洋諸島、オーストラリアクイーンズ州北部での患者発生が報告されており、文献上2011年現在で年間68,000人の患者が発生し最大で20,400人が死亡したと推計されている。

【兆候と症状】

ウイルスを保有する蚊に刺されても多くの人は症状が出ない。感染した人のうち、100人から1,000人に1人の割合で発病するといわれている。通常6~16日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔気、嘔吐がみられ、次いで、意識障害、けいれん、異常行動、筋肉の硬直などが現れる。 重症例のうち50%が死亡するといわれ、生存者の30~50%に精神障害や運動障害などの後遺症が残るとされている。 日本脳炎に対する特別な治療法はなく、対症療法が行われる。

【予防と対策】

患者数が激減した日本脳炎だが、日本の多くの地域のブタが日脳ウイルスに感染している。 ワクチン接種が基本で罹患リスクを75%から95%減らすことができるとされているが、最終予防接種から年を経る毎に抗体価が低下することから、1980年代生まれを中心に抗体保有率の低い世代への追加接種が必要と考える専門家もいる。

また、不顕性感染(罹患しても症状が出ない場合)が多いため、知らない間に蚊に刺されて感染することもあり、常に、発病の心配があるため、厚労省は虫よけスプレーや蚊取り線香などを利用し、肌を露出しない服装を心がけるよう、注意を促している。

媒介蚊の防虫対策としては防虫蚊帳や蚊取り線香、屋外での長袖・長ズボン・防虫薬の使用が有効とされている。

【危険のある地域】

日本、韓国、中国、ベトナム、タイ、カンボジア、マレーシア、ラオス、ミャンマー、フィリピン、インドネシア、ネパール、バングラデシュ、インド、スリランカ、パプアニューギニア、台湾、ブルネイ、パキスタン、シンガポール、米領グアム、米領サイパン、オーストラリア(クイーンズランド州北部)、ロシア(極東部)


日本脳炎から家族を守る

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